SHA-256が量子グローバーで揺らいでいる?
心配はいりません。量子攻撃が狙う“その場所”は、すでに完全に掌握済みです。
だからこそ、量子コンピュータが本格到来する前に対策することが可能になっています。
結論としてSHA-256は十分に延命できる。恐れる必要はまったくありません。

Satoshi is SHA-256 (SS256) ホワイトペーパー

ホワイトペーパーは、Publish0xで連載中の論文です。

SHA-256の刻印概要から、ハッシュ関数の特性、 通常のSHA-256コードでは辿り着けないSHA-256刻印の謎、 さらに耐量子(耐ASIC)暗号論的ハッシュ関数の開発と検証、 それを支える数論に関する論文まで、 多岐にわたる内容を網羅しています。 以下のリンクよりご覧ください。

>> SATOSHI-IS-SHA256 (SS256): ホワイトペーパー [論文形式(英語)]

物語形式のホワイトペーパーもあります。こちらも連載中です。

物語形式では、わかりにくい箇所に関して、その背景を十分に説明しながら、同じ論文形式に帰着する形となります。 こちらは日本語で緻密にまとめております。

>> SATOSHI-IS-SHA256 (SS256): ホワイトペーパー [物語形式(日本語)]

Satoshi is SHA-256 (SS256) ロードマップ

2025年度中に量子耐性ハッシュ関数の草案を公開します。

これはグローバーを沈黙させ、ショアを無効化するハッシュ関数です。 グローバーを黙らせた効果は大きく、その時点で256ビットのビット長でも十分なセキュリティを発揮できます。

しかし、将来を見据え、最終的には512ビットにします。これなら確実です。 ボソンが無制限に絡み合うような次世代量子コンピュータでさえ、耐えることができるでしょう。

その検証を進めながら、2026年Q1に $SORA の testnet へ導入します。

$SORA は最大256種類のPQCを搭載できる設計のため、そのうちの一つのメッセージ署名に、この量子耐性ハッシュ関数を組み込みます。

少しずつ実験を重ね、2027年Q4までに検証を完了、2028年Q2までに mainnet への移行を進めていきます。 SS256で暗号検証と暗号開発を推進し、その上に $SORA を重ねる。「量子耐性最優先」というトレンドを踏まえ、この方針で前進します。

PQCは沢山ありますが、量子耐性ハッシュ関数は議論すらない状態です。

PQCと量子耐性ハッシュ関数は別物です。 なぜなら、PQCはショア対策なのに対して、量子耐性ハッシュ関数はグローバー対策を担当します。 つまり、守る場所が違うのです。ところが、量子は、同時に襲い掛かってきます。そのため、対策が必要になります。

>> SATOSHI-IS-SHA256 (SS256): SORA - PQC and Quantum-Sealed Hash プロジェクト